外資系の裏話

2008年07月08日

外資系銀行に就職しての感想

某外資系銀行に就職して、半年が経ちました。

投資銀行に入って「よかったこと」、「悪かったこと」
をメモ程度に書いてみました。
何か参考になりましたらどうぞ。

【よかったこと】

・ファイナンスの基礎がだんだん身についてきた
 海外での研修期間を含めてたった半年だけど、
 M&Aモデル、LBOモデル、ファイナンスのモデル、各種バリュエーション、コンプス(類似企業比較)、デューデリジェンス(隠れ債務がないかなどをチェックする)、TOB関連の実務、各種法律など、数え切れないくらいのことを実務を通して学びました。
 入社した4月からモデルを回させてくれたり、提案書(ピッチ)全般に渡って作らせてくれたり・・・これが外資系投資銀行の魅力かと思います。
 実務を通すと、学生時代に知っていたことがどれだけ浅はかだったかが分かりますね。もちろん表面的にしか分かってないものも多々ありますが、これから細部は詰めていくつもりです。
 
・超一流企業の経営陣クラスに会えた
 訪問する企業は、最低でも時価総額1000億円以上の企業。
 そんな日本経済の一端を動かしている重役・経営陣を目の当たりにし、弊社のシニアとのディスカッション・交渉に立ち会うことができるのは、1年目にして非常に幸せです。
 しかしながら、あちら側(事業会社側)に立って、実際に自分でビジネスをしてみたいとの思いも膨らんできました。なかなか複雑です。

・お金が貯まった
 給料を使う暇がないだけです。
 会社から夕飯代、タクシー代が支給されるので、
 仕事をしてると、自己資産は増える一方です。
 また仕事とは関係ないのですが、
 幸運なことにFXで大勝ちしてしまいました。(株はほぼ禁止されています。)
サブプライムの一件で4000万弱の資産が出来ました。
22歳そこそこの若者である私も含め、同期の仲間もそれぐらい稼いでいます。
おそらく、1億円なんてすぐ貯まってしまいますね。


【悪かったこと】

・休日がほとんどない
 あっても「土曜日は午後出社」レベルです。 
 1年目から一端に扱われるとは言え、雑用係という身分は変わらないので
 土日は関係ありません。
 知って入社したことだけど、かなりストレスが溜まります。
 
・寝る時間がない
 常に睡眠不足との戦い。
 入社してから24時、25時代に帰れた日はほとんどないです。
 定時が27時、デスクでそのまま寝て仕事って日もたまにあります。
 
・意外に横のつながりは増えない
 合コンや、何とかパーティーというのは問題外として
 ビジネス上のつながりが増えません。
 忙しくて、外部との交流を持てないことが悩みの種です。


本日は疲れたのでこのあたりで。
posted by 外資子 at 17:04| Comment(58) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゴールドマンサックスの就活事情

ゴールドマンサックスは今や外資系投資銀行のトップティアで、
外銀就活生なら誰もが目指す会社となっています。
そのため、新卒での入社は非常に厳しいものがあります。

過去の内定者には、
(学部3年で)司法試験最終合格者、

会計士合格者、

数学オリンピック出場、

ミスコングランプリ、

東大医学部出身
など錚々たる実績をもつ人たちがいます。
論理的に話せることはもちろん、
・溢れんばかりの自信
一定以上の容姿(特に女性)
が要求されるのは言うまでもありません。

例えば女性のマーケット採用は多くがモデル経験者になっています(秘)

天から与えられる容姿までもが選考基準。

まさに二物を与えられたものだけが辿り着く世界です。


選考の流れです。
エントリー後、筆記試験に呼ばれます。
筆記試験過去問の記事でも書いたように、
算数は満点近く取らないと落とされるので、しっかりSPIは勉強しておくこと。


筆記通過後は、”エッセー”と呼ばれる追加ESが求められます。
昨年の例ですが、
・あなたの長所と短所を述べてください。(400字)
・自由欄(自己PRなど)(400字)
がありました。


追加ESの提出後は、ファームワイドセミナーという
「説明会→GD+プチ懇親会」をする選考会に呼ばれます。
会場は本社になり、六本木ヒルズ40Fに行くことができます。

ファームワイドの流れはこんな感じ。
前半の1時間は会社の説明会。紹介ビデオが流れます。
そのあと、会場にいる120人(!?)が3グループに区切られます。
1グループはGD、残りの2グループは
会場にいる社員さんとの懇親会になります。
懇親会は以前記事にしたとおり、選考の一環ですので、
待ち時間だと思って気を抜かずに積極的に話し掛けるようにしてください。
しっかりとチェックされています。
多少GDで転んでも、名前が挙がれば挽回できるはずです。


GDは、社員さん4人がいる前で、就活生6〜7人で行います。
社員さんは、
投資銀行部門、債券為替コモディティ部門、
投資調査部門、マーチャントバンキング部門、エクイティ部門
テクノロジー、業務ファイナンス
の各部門から1人ずつ来ています。
噂によると、筆記試験の出来によってある程度振り分けられているみたいです。

GDで与えられるテーマは他社とは少し変則的です。
「勝ち組とは?」
「幸せとは何か?」
「成功の定義は?」
「リーダーシップを取れる人間はどんな人か?」
「人を褒めるときのポイントを3つ挙げよ」
「信頼を獲得するにはどうすればいいか」
時間は10分と非常に短かった覚えがあります。
また昨年は変化球として
「インドと中国に投資するにはどちらがよいか」
などもあったようです。

GD後は社員さんからの質問があります。
全員に質問するわけではなく、個別に指名される形です。
多い人は2,3回質問されますが、
そこまでの過程で興味がないと思われた人は一度も質問がないこともあります。
外資は大変シビアです。
質問内容としては、
・GDでどこがよくて、どこが悪かったか
・リーダーシップを発揮した経験は?
・自分が他に抜きん出て優れている要素は?
などがありました。
とにかく簡潔に、ハキハキと答えること!
何度も言いますが、話し方に自信のない人は速攻で切られます。

結果ですが、通過者は翌日から2,3日後、遅くても1週間以内に
気に入られた各部門の人から電話が架かってきます。
多い人は3つ以上の部門から呼ばれることもありますが、ゼロの人もいます。


そこからは個人面接になります。
1日で30分×4人に会うことになります。
30分ごとに面接官が入れ替わり、2時間続きます。
自己紹介、志望動機、時事など幅広く聞かれるときもあれば
30分間ずっと「質問ある?」のときもあります。

またトリッキーな質問として、
・異性の口説き方
・お金に対するこだわり
がありましたかね。
そしてトレーダーやクオンツを志望する人だと、
・口頭での大学入試レベルの数学の問題
・「熱伝導方程式書いてみて?」
などもあったようです。
もちろん、かなりの確率で外国人も出てきます。(英語面接対策)
IBDだけはその後JOBがあり、そこを通過するとまた面接に呼ばれます。


次の採用過程にディナーと書きました。
こちらは公のパンフレットには書いていないはずですw
面接を通して、限りなく内定に近い存在になると呼ばれます。
意思確認なのか、食事の場などでの普段の振る舞いを見たい
がためなのかは分かりませんが、まず普通に振舞っていれば大丈夫です。


このあと最終面接(!?)があり、内定になります。
かなり長い道のりですね。

世界一の収入と最高の職歴がこのプロセスでやっと手に入ります。

人生をかけた受験・就職戦争で辿り着く最高のポジションになります。
posted by 外資子 at 16:47| Comment(1) | 学歴裏事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月12日

外資系会社のインターンシップ情報

すでに締切間近の企業もありますが、
外資系投資銀行のインターンシップ一覧です。
ES作成には膨大な時間がかかっていると思いますが、
ここで得るものはほんとに大きいです。
ぜひ投資銀行のダイナミズムを感じてきてください。


【Goldman Sachs】
http://www2.goldmansachs.com/japan/recruiting/recruit/recruit.html
【Morgan Stanley】
http://www.morganstanley.co.jp/CampusRecruiting/gettingstarted/sip.html
【Merill Lynch】
http://www.japan.ml.com/recruiting/home/recruiting_info/recinfo_newgrad.html
【UBS】
http://www.ubs.com/4/graduates_japan/search_events.html
【JP Morgan】
http://careers.jpmorgan.co.jp/careers/internships/index.html
【Deutsche Bank】
http://www.db.com/japan/content/jp/8479.htm
【Lehman Brothers】
http://www.lehman.com/careers/japan/application.htm
【Barcleys Capital】
http://job.mynavi.jp/conts/2009/internship/c_data/70551_14_10.html
【Bear Stearns】
http://2009.rikunabi.com/bin/KDBG00200.cgi?KOKYAKU_ID=6614944005&MAGIC=
【Dresdner Kleinwort】
http://www.dresdnerkleinwort.jp/jap/index_hr.htm

【Credit Suisse】
http://jp.credit-suisse.com/IB/career_opp/recruit/index.htm
【BNP PARIBAS】
http://japan.bnpparibas.com/saiyou/saiyou_02.html
【大和証券SMBC】
http://www.recruit-daiwasmbc.com/newgraduate/intern/intern_home.html

【日興citi】
http://www.nikkocitigroup.com/japanese/careers/
※6月22日時点で未募集(例年、1dayセミナーをやります。応募は先着順。)

HSBD、Calyonは例年なし。
posted by 外資子 at 21:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月30日

学歴についてA

学歴についての続編。
バックオフィスの学歴について簡単に触れてみます。



バックオフィスとは、
オペレーションズ、IT、財務、フロントのサポート系の職種
などを指します。
ファームによりますが、ミドル・バックと区別して呼ぶところもあります。
ちなみにIT、財務部門の採用に求められる学歴は、
どちらかと言えばフロントに近いかもしれません。

内定している実績を書くと、
東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学
旧帝大(北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学)、上智、ICU、
そしてフロントのサポート系の職種ですと津田塾大学、同志社大学あたりからも内定しています。

求められる条件は3つで、
1、 英語堪能
2、 簡潔に話せる力
3、 ある程度の容姿

3つめに関して、
「明らかに顔で採ったでしょ?」と思われる子も少なくない。
こればかりは運命に従いましょう。仕方ありません。
もちろん1、2を満たしている必要があるわけですが。
ちなみに1のバックオフィスで求められる英語力とは、
ネイティブとビジネス英会話(ネゴシエーション等)ができるレベルです。
海外経験があれば問題ないかと思いますが、
私のようにずっと島国日本で育った身としては
かなりの努力が必要かと思います。

ちなみに以前も書きましたが、
IT部門はプログラミングの知識が求められるのかと言われれば、
新卒採用においてはほとんど問われないそうです。

それではまた次回。
posted by 外資子 at 17:25| Comment(0) | 学歴裏事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月24日

学歴についての事情

本日の裏事情は、こちら。

「学歴について」です。


回りくどい説明は無しで、結論から話します。


フロントでの採用においては、
東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、(上智大学)
に所属していれば、学歴で落とされることは一切ない。
落ちてしまった場合は、学歴以外の部分に何か問題がある。

上記6大学を除いたその他旧帝大(北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学)
に所属していれば、学歴で落とされることは少ない。
「学歴で落とされる」とは、ES(エントリーシート)がそもそも送られてこない、選考会に申し込めない、ES落ち、のことを指す。
筆記、GD、面接に進めば、あとは学歴は一切関係なく、落ちてしまった場合は、学歴以外の部分に何か問題がある。



まず、「外銀、戦コンの新卒採用で求められてきた学歴」を
実績ベースでまとめてみます。

私が知る限りの実績ですが、
これまで(2008年入社予定まで)の外資系投資銀行、戦略コンサルティングファームの
フロント部門における新卒採用においては、
国内だと、
東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学
以外の大学もしくは大学院からの内定者は、限りなくゼロです。
これが現実であり、実績です。
上智理系院出身の友達が1人いますが、彼以外は知りません。
代ゼミ、駿台、河合塾等の大学入試での偏差値の上下とは、
そのあたりが異なってきます。


なぜこの”6大学”出身が内定者の殆どを占めるのか?
その理由は大きく3つ。

1、面接できる人数が限られているから。

1人の学生を採用するのに、
多くのファームで
・30分×10〜15人の面接ステップ+インターン(JOB)をすること
・面接官となるフロント社員は50〜100人弱しかいないこと
を考えると、
物理的にどんなに面接したくても面接できる人数は
数百人に限られてきます。
(暇だったらケース問題として考えてみてください。)
ゆえに、採用は確率論ですから、
一般的に優秀な学生が集まる・・・と言われている上記した6大学に的を絞ります。
ちなみにその“的”には、上智大学、旧帝大までは含まれると思われますが、
それ以外となると、機械的にES落ちとしているファームは多いと思います。
(もちろん日系企業でも学歴フィルターはあります。)

ESさえ通ればあとはガチンコ勝負。
ここから先は学歴は関係ありません。
「学歴」の要素で落とすなら、
わざわざ人を裂いて、カネを使って面接をする意味がないからです。
ちなみに、ここでふと生まれてくる疑問、
「なぜ採用対象になるであろうその他旧帝大からは、内定が殆ど出ていないのか?」
その答えは簡単。
「これまで面接をした結果、優秀だ、採用したいと思わせる学生が過去にはいなかった」
それだけの事実です。
欲しいと思えば採る。それが外資系です。


2、オフィサーが、「上記した大学の学生を対象に採用をするのが効率的だ」と思っているから/思いこんでいるから。

採用の根本となる方針は、
当然に収益責任を負う、そして我々を駒として使う
MD以上のオフィサーが決めることになります。
ゆえに彼らが、
「東大京大東工大一橋早慶プラス旧帝大から採用して。」
と言えばそれまで。


3、慣習みたいなものがあるから

2と繋がりますが、
「他ファームでも、東大京大東工大一橋早慶からほとんど採用してるよね?じゃあうちもそうするか」
「昨年ってどういう採用してたっけ?今年も敢えて変える理由はないし、方針はいっしょでいいよ。」との流れ。


以上になります。
posted by 外資子 at 17:04| Comment(3) | 学歴裏事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月26日

学歴ロンダリング

学歴ロンダリングとは何か?
「自身の卒業大学よりも社会的評価や偏差値・知名度などが上位の大学の大学院に入学・修了することで最終学歴が更新されることを揶揄する表現。」のことです。(出典:wikipedia)

例を挙げると、明治大学理工学部を卒業、東京大学の理系院に入学・卒業し、
最終学歴を「東京大学大学院工学系研究科」とすることです。
ちなみに大学院入試は、「さも難しいんだろうな」との感覚を受けますが、
大学受験に比べると非常にハードルが低くなっています。
ちなみに倍率も1倍後半から2倍程度。

さて、学歴ロンダは有用なのか?
(※前提として、就職活動をすることだけに限った記事です。)

結論から申し上げると、
東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、旧帝大、(上智)以外の大学から、上記大学への学歴ロンダは有用だと思います。
(以下、これを「out→in」と表現する。)

就職活動での書類選考において、
学歴が通過基準にある場合は、
あくまでも最終学歴だけで判断します。
なぜならこちら側は、
「学歴がいいから採りたい、学歴が低いから落としたい」
と言った理由で、書類の当落を決めているわけではなく、
「効率よく選考をしたい」
「面接できる人数に限りがある」
と言った理由に過ぎないからです。
ほんとは優秀だったら採りたいんですよ。
(Team Headから気に入られて派遣社員から社員登用される人もいるくらい)
ただ、それだけの人と時間とスペースがない。


さて、ここでロンダのパターンを見ていきましょう。
in-in、in-out、out-in、out-outの4パターンが考えられますが、
議論になるのは「in-in」「out-in」の2パターンです。

まず「in→in」に関して。
東大生限定セミナーなどに呼ばれるくらいで、
ほんの少しチャンスが増えることがあるかもしれませんが、ほんとに微々たるもの。
ゆえに就活のためにするという必要はないです。
書類が通れば、慶應商も東大理院もいっしょです。

では、「out→in」はどうか。
編入であろうが、文転であろうが、院に入学であろうが
いずれのパターンも有用。
少なくとも新卒採用では、
「In」側にいなければ、外資系投資銀行、コンサル、日系超一流企業から
門前払いを食らってしまう現実があります。
いったん就職して実力をつけて・・・との道も確かにありますが、
うまくいいポジションで働けるかということもありますし、
「少なくともジュニアクラスは東京一工早慶しか採らない。」としている企業もあるため、
なかなか厳しいようです。
「よく文系の院は不利だと言われますが・・・」との質問もありましたが、
そんなことはないので気にせず自分のやりたいことをやってみてください。
ちなみに年増、留年も20代なら関係ないです。
posted by 外資子 at 18:07| Comment(2) | 学歴裏事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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